外壁塗装業界では、電話営業や訪問営業などがまだまだ一般的です。そして、そういった業者の中にはいわゆるぼったくり業者が多いのも事実です。もちろん、弊社では、そういった営業は一切行っていません。
ただし最近、そういう被害に合った方から、ご依頼が入ることがありまして、営業が来た時にある程度の相場感があった方が良いのではと思ったので、今回はその解説をしたいと思います。
屋根や外壁塗装の相場をズバリお答えします!
30坪程度の戸建てで屋根や外壁塗装の相場は60−120万円を目安にしてください。
◇30坪程度での簡単な相場(外壁塗装のみ)
40万:足場、外壁
50万:足場、外壁、シーリング
90万:足場、外壁、シーリング、屋根
100万:足場、外壁、シーリング、屋根、防水
120万:足場、外壁、シーリング、屋根、防水、付帯工事
という感じです。ただし、環境や使う材料によって上下しますのでその辺は注意してください。この価格はあくまで相場です。
なぜ、外壁塗装の価格はわかりにくいのか?
なぜ、外壁塗装の価格がわかりにくいのかというと、材料の種類が多いことです。アクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素など聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。さらに、足場代や養生代、高圧洗浄、ネット、ゴミ処理など単純な塗装工事以外にかかる費用がリフォーム工事などとくらべて圧倒的に多いです。業者によっては諸費用とか雑費として”一式”出しをするところもあるので、余計わかりにくいですよね。
こういった相場を一般の方が全く知らないので、被害が起きてしまいます。確かに、知っているほうが不思議かもしれませんが、いざ必要となった時には、相場感覚が役に立つと思うので、ぜひ参考にしてください。
外装塗装の価格がわかりにくいといいながら、ネット社会でもありますので、適切な情報を手に入れることをおススメします。
いわゆるぼったくり業者の被害に合わないために
ざっくりですが、先ほど相場をご紹介しました。そこへ
「うちは長持ちする塗装材を使っていますので、材料費が高いです」
「高価ですが長持ちする塗料なので、今後のメンテナンスは不要ですよ」
などといって高い価格を提示してきたら、まず疑いましょう。業者は、こちらの足元を見ていることが多いので、金額の上乗せをしたり、今後のメンテナンスは不要とするグレーな営業が多いです。
もう一つは、安かろう悪かろうという、逆のぼったくり営業があります。
「相場は60万円ですが、お客さまには特別に40万円でやりますよ」
というような営業です。相場を知っている人からすると「お、安いなあ」ってなりますよね。しかし、こういう場合何をするかというと手抜き工事を行います。塗りの工程を省いたり、塗料を低価格のものにしたり、誤魔化すという手口。質の高い工事と見せかけながら、耐久性能も低く質の悪い工事をするという、非常に悪質な手口があります。
このようなことから、少しでも相場感覚があれば、突然の営業にもビクともしませんので、知られていない塗装の相場を知っていただけたらと思います。
飛び込み営業などがきた場合の対処法
電話や訪問営業など、もし営業が来たらやってほしいことは、やはり相見積もりが一番です。見積もりされるということは、それなりに劣化していることを意味するので、見てもらうのはいいと思います。ただしその時は、すぐに契約をしないで、インターネットで「地名 外壁塗装」で検索して、近くの業者を調べてください。
一番上に出てくるのは高額な金額を支払っている広告業者なので、4行目くらい以降に出てくる、地元の業者2~3社に見積もりを依頼しましょう。その時は、見積もりや出張費が無料であることを確認してくださいね。弊社に見積もり依頼していただく場合は、こちらからお気軽にどうぞ。
一人でもぼったくり業者に合わないことを、祈っています。